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2017年11月9日

「第19回図書館総合展」への参加

11月7~9日、パシフィコ横浜で開催された「第19回図書館総合展」のうち、図書館総合展運営委員会・専門図書協議会が主催する「小さき図書館の挑戦・多彩な試みから生まれる専門図書館の魅力に触れよう!」の講演会に、当会が運営する銀鱗文庫も参加しました。

●講師・平澤昇(公益財団法人大宅文庫事務局長)、大場由佳子(公益財団法人東京都公園協会 みどりの図書館東京グリーンアーカイブス)のほか、当会からは福地享子図書部長が登壇しました。

 

「大宅壮一文庫」は、評論家大宅壮一が収集した雑誌資料を継承、明治時代以降140年余の雑誌を所蔵する図書館で、ことに資料検索サービスの充実度は、他に例がないほど素晴らしいものです。それだけに、年間2000万円余りの雑誌記事検索データベースの維持費、5年ごとの1億円超のシステム改修費用など、経費も莫大で、負債を抱えていました。そこで、最近、クラウドファンデイングを利用。目標額をたった数日間、異例の速さで達成できたのも、この文庫の重要さと人気を物語るものといえます。

「みどりの図書館」は、動植物図鑑、園芸書、公園、庭園の参考書、さらに公園や東京に関する5万点近くの古い写真、絵葉書や錦絵などのアーカイブス資料も多数所蔵。日比谷公園内にあり、広々とした閲覧室、窓外の癒される風景など、蔵書内容、環境ともにうらやましい限りの図書館です。

 以上、規模、所蔵内容ともにすばらしい図書館に混じり、当文庫が選ばれたのは、築地市場の水産仲卸有志が運営、水産と市場に特化したアーカイブス資料も豊富な図書室、という立ち位置に関心を持っていただいたことによります。講演内容は、銀鱗文庫の歴史、さらに豊洲市場移転後の課題を中心としました。ことに「運営費の減収と負担」「後継者問題」などは、共通の悩みを抱える図書館もあり、いろいろな質問や意見が寄せられました。

 

豊洲市場移転後の課題

1・移転による会員数の減少により、会費が減収。

2・部屋の面積。73㎡→38㎡に。蔵書の多くを処分しなくてはならない。

3・ただ、会費減収を考えると、広い部屋は望めない。

4・後継者問題。銀鱗会の事務、イベント手配、経理ほかの雑務をこなしながら、図書の多少の案内ができることが最低条件ながら、ボランテイアに近い報酬のため、成り手がいない。

 

課題は山積ですが、東京都にも理解を示していただきつつ、豊洲市場でもアーカイブス資料室として頑張っていきたいとして、話を締めくくりました。

 

会場の一角、専門図書館を紹介するコーナーでは、銀鱗文庫のパネルも展示されました

​講演会の感想結果

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