銀鱗文庫ミニギャラリー vol.28
■ 2023年6月8日(木)〜2023年7月13日(木)
阿部秀樹
「お寿司まるごと図鑑」刊行記念原画展
「およぐ寿司種 〜あの寿司種は、海の中で何をしているんだろう〜」
日本の海の多様性に注目して日本国内の取材が中心で北海道から沖縄までの海・人・水中を取り巻く様々な姿を収めている。
特に水中生物の繁殖や生態撮影が得意分野で、100種に渉る生態行動をアマチュア時代から追いかけ、その分野では世界的な評価を得て海外では翻訳本も出版されている。同時にイカ・タコ類の撮影や、魚類を含む浮遊期幼生の撮影では国内外の研究者とも連携した貴重な撮影をおこない国際的な評価を得ている。子供の時からの魚食生活中心なことを活かして「昆布」「鰹節」「煮干」などの食関係の本も手掛けている。
ライフテーマとして、「月光」による水中撮影や、人の生活と海の生きものを追う「里海」、浮遊期幼生の撮影にも30年の歳月を費やして取り組んでいる。
今年末には10年来の取材対象である「寿司の本」の出版を控えている。
阿部秀樹
(Hideki Abe)
[プロフィール]
1957年神奈川県藤沢市生まれ。
鎌倉稲村ケ崎育ち。立正大学文学部卒業。幼少時代から父の知人である漁師に仕込まれ、学びの場も遊び場も海だった。大学卒業後の22才の時に本格的にダイビングと水中写真を始める。その後サラリーマン時代にフォトコンテストにおいて数々の賞を受賞し、写真家としての活動を始める。
[受賞]
第二十三回学校図書出版賞
静岡県伊豆の国市 在住
第18期「燦燦ぬまづ大使(観光大使)」歴任
沖永良部島観光親善大使 歴任
[主な著作および作品]
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「ダーウィンが来た」「Wild Life」「にっぽん印象派」撮影及び出演、共にNHK(日本放送協会)
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仏映画「OCEANS」においてスチル撮影を担当(一部)
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「イカ・タコガイドブック」阪急コミュニケーションズ
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「ネイチャーウォッチングガイド 海藻」誠文堂新光社
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「魚たちの繫殖ウォッチング」誠文堂新光社
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沼津深海水族館館長・石垣幸二執筆監修の「深海生物~ゆかいでヘンテコないきもの~」笠倉出版社の写真撮影を担当、
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「美しい海の浮遊生物図鑑」文一総合出版
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食に関しての造詣を活かした海と食の本、和食のだしは海のめぐみ「昆布」「鰹節」「煮干」を2021年に偕成社から出版(第二十三回学校図書出版賞を受賞)
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朝日新聞「伊豆海道」、月刊DIVER「愛の流儀」など新聞や雑誌の連載、他図鑑等の写真提供多数。