ご寄付いただいた皆様へ

 「築地魚河岸銀鱗会」発足の昭和26年から10年後に、図書室「銀鱗文庫」は築地市場内に創設されました。

 昭和から平成、そして新たな元号へと移り変わる流れに揺蕩いながら、銀鱗文庫は静かに時代を見守ってきたのです。

 築地という一つの時代の終焉を、豊洲という新たな時代の始まりを、銀鱗文庫はこれからも変わることなく、新たな地、豊洲にて静かに見守り続けます。

 それが続けられるのも、温かなご支援があったこそ。

 皆様のお力添えにより、平成最後の秋の2018年10月27日(土)に、豊洲市場・銀鱗文庫を開館できる運びとなりましたこと、改めて御礼申し上げます。

 この度の引越し準備で、創設当時に行われた「粋」な計らいの記録が発見されました。

 ほぼ60年の汚れを落とし、職人の手で経年の傷みを直し、生まれ変わった本棚の引き戸の内側には「寄贈 昭和34年度役員」と記されていました。戸が外されて裏返すまでの60年間、誰に知られることもなく、ただひっそりとそこにありました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 皆様には、この築地の粋を豊洲から次の世代に伝えるお手伝いをして頂こうと考えました。

 書棚の天板の裏に、お一人ずつの署名をお願いしたいのです。

 開館時には私、福地が皆様のお越しをお待ちしております。是非「署名をしに来たよ」とお声掛けください。

 

 ご寄付の際にご住所をお書き頂いた方には郵送でもお願いしておりますが、記載がない方にはこのようにサイトでの告知だけになり、心苦しく思っております。どうかご支援くださった全ての皆様に署名して頂けますよう、心から願っております。


 

                                             銀鱗文庫館長 福地享子