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銀鱗会とは。

NPO法人築地魚市場銀鱗会について
当会の前身は、1931年、中央卸売市場開場以前に誕生した「東京魚市場青年会」です。
市場の青年層を中心に、さかんな文化活動を展開していましたが、
国家総動員法による仲買解散とともに、自然消滅しました。
1952年・戦後の仲買復活とともに、かつての「東京魚市場青年会」のメンバーにより、「築地魚市場銀鱗会」として再スタート。業会の横に連なる会、という特徴をいかし、
日曜休市論の展開、図書室の開館などさまざまな文化活動を行ってきました。
2010年・NPO 法人を取得。「NPO法人築地魚市場銀鱗会」の名のもと、
「魚勉強会」などの魚食普及、築地アーカイブスの収集などの文化活動を続けております。
■会員
水産仲卸を中心に約100名(お魚マイスター・大学教授含む)
■賛助会員
東都水産㏍ 中央魚類㏍ 大都魚類㏍ 築地魚市場㏍
第一水産㏍ 千代田水産㏍ 綜合食品㏍
東京魚市場卸協同組合 東京築地魚市場大物業会
一般㈶東京都中央卸売市場厚生協会 東京築地魚市場健康保険組合
■NPO法人築地魚市場銀鱗会役員
理事長 粟竹俊夫(神奈辰) 理事 折原昭志(網又)
副理事長 亀谷直秀(亀谷) 有賀れいこ(大力)
副理事長 浦井敏雄(三栄水産) 白田純一(大宗)
経理部長 倉田俊之(倉田) 石塚靖旺(共穂)
幹事長 飯田統一郎(樋長) 大八木勝男(鈴角米勝)
総務部長 靭江貞一(ツ尾清)
事業部長 門井直也(京富) 監査 鴨下四郎(大四郎)
編集部長 図書部長兼任 福地享子

銀鱗文庫のあゆみ。
昭和26(1951)年
会員相互の親睦をはかるとともに、市場問題等の研究を目的に、
戦前に創設された「東京魚市場青年会」のメンバーにより「築地魚市場銀鱗会」が創立される。会員数280名
昭和36(1961)年
創立10周年の記念事業として図書室「銀鱗文庫」を創設。
当初は、東仲組合の図書の整理、保管が目的であったが、その後、東仲組合の助成を受け、本の購入をすすめる。
昭和46(1971)年
蔵書も増え、創立20周年を機に、一般公開。
市場で働くひとに蔵書の貸し出しを始め、ベストセラー小説、水産関係などの蔵書を増やしていく。
~平成15(2003)年頃
蔵書数6千冊。全国に珍しい「市場の図書室」として、さかんに新聞や雑誌などで紹介される。
しかし、いっぽうで豊かな時代となり、コミック誌の人気もあって、貸し出しの利用者は減少していく。
平成20(2008)年~
本が余暇の娯楽として読まれる時代は過ぎたとして、新刊本の購入を打ち切る。
水産、および築地市場の資料に特化した資料室への転換を考え、それらの寄贈を呼びかける活動を始める。現在は、水産、市場関係の書籍だけでなく、日本橋時代からの鑑札類、売買契約書、印刷物、旧組合の日誌、写真ほかの歴史資料も保管。図書室をかねた資料室への脱皮をはかっている。
■今後の課題
文庫は、会員の会費、賛助会員の助成金で運営しています。しかし、現在の会員数は100名近く、かつての3分の1ほどで、会費収入も激減しています。東京都への施設使用料や光熱費、ボランティア並みの人件費などを支払うと、新刊本の購入は難しく、出版社に寄贈をお願いしている状況です。
「文庫のアーカイブス資料は、築地市場のアイデンティティであり、それを銀鱗会だけで守るのは限界がある」とは、
会員さんからよく聞かれる言葉です。
豊洲移転となれば、ランニングコストは、現在の数倍(現在、冬は経費節約のために暖房なし)。今後の維持費の捻出に頭を痛めているところです。